なぜなら同じ分岐点と言っても地図に書かれているものと
書かれていないものがあるからです。
地図を見ながら、自分が歩いた距離や時間を比較したり
地図と現場の地形を比較して今自分はどこの分岐点にいるか
確認します。確認の際には高度計やGPSがあると
さらに正確な確認ができると思います。
また、道標は必ずしも正確な方向を示しているとは限りません。
古いものほど90度単位で方向を示しているものが多いです。
中にはこの先10mの方向は示しているけどその先の方向は
全く違ったり、その反対のケースもあります。
道標や地図を過大に評価すると思い込みによる路迷いに
つながることがあります。
犬越路の道標(平成25年8月22日撮影)
道標の羽の向きが90度単位になっている
犬越路の道標(平成25年10月30日)
道標の羽の向きが登山道と一致している
分岐点での道迷いは登りよりも下りの時に多い傾向があります。
その理由としては、登山道は山頂に向かうにつれて収束するのに
対して山麓に向かうにしたがって数が増えるからだと思います。
そして、山頂の名前は覚えているけど登山口の地名を
しっかりと覚えないで登山する方が多いというのも理由の一つ
だと思います。
特に低山では山麓で登山道や作業道が多数あります。
自分が目指す登山口の名前を覚えて道標で確認し
道間違えを防ぎましょう。