2015年2月12日木曜日

2月12日 休館日連載Web安全登山教室 第19回『その2 冬、積雪が登山道を隠す』

 雪が大量に積もると岩が隠されたり、笹が隠されたりして夏よりも歩きやすくなることもあります。ということは登山道も隠されるわけで道迷いの危険があるだけでなく、雪庇を踏み抜いたり、滑落する危険も増えます。
 雪の下にある登山と地形を理解したうえで歩く必要があります。雪山を歩くときは夏に下見をすることが基本とされている大きな理由の一つです。
 雪が積もっているときは雪が積もっている条件で歩きやすい所を歩いています。雪が融けてくると安全ではないところもあります。また、登山道とはまったくことなる尾根上に踏み跡があることも多いです。一方、本来の登山道も斜面をトラバースする道などではステップがなくとても歩きにくく危険な場合もあります。地形やGPSで現在位置を確認し道迷いを防ぐとともに滑落などを防ぐ必要もあります。

 
(第19回終わり)

第20回『その3 悪天時、濃霧が登山道を隠す』は平成27年2月16日月曜日の休館日に掲載します。
------------------------------------------------------------------------------------------
第0回『はじめます』
第1回『道迷いを防ぐために何をしていますか?』
第2回『道迷いしやすいところはどこですか?』
第3回『道に迷いやすいところ10ヶ所』
第4回『その1 登山口』
第5回『その2 分岐点』
第6回『その3 山頂』
第7回『その4 沢が二股に分かれるところ』
第8回『その5 沢から尾根に取り付くところ』
第9回『その6 尾根が二股に分かれるところ』
第10回『その7 尾根から沢に降りるところ』
第11回『その8 台地状でどこでも歩けるところ』
第12回『その9 沢を渡る位置や渡ってからの道』
第13回『その10 作業道やけもの道』
第14回『地図で調べてみましょう』
第15回『いくつ見つけられましたか』
第16回『登山道を歩きながら説明したこと』 
第17回『季節や天気による道迷い』
第18回『その1 秋、落ち葉が登山道を隠す』
第19回『その2 冬、積雪が登山道を隠す』
第20回『その3 悪天時、濃霧が登山道を隠す』
第21回『その4 夜間、ライトがないと何も見えない』
最終回『その5 台風通過直後の危険性』
------------------------------------------------------------------------------------------
■開館 午前8時30分から午後4時00分 休館日は利用案内のページへ
■交通案内はアクセスのページへ
■電話 0465-78-3940 積雪情報等お気軽にお問い合わせください
------------------------------------------------------------------------------------------