2024年3月13日水曜日

【登山・自然情報】寄大橋~秦野峠~伊勢沢ノ頭~檜岳 3月13日

 3月7日(木)に寄大橋から秦野峠林道を経由し、やどりき水源林の森と秦野峠~伊勢沢ノ頭~檜岳を歩いてきました。この日は朝から小雨が降っていましたが、標高800m付近から上では粉雪がハラハラと舞っていました。稜線に上がると深い霧と粉雪、木々に積もった雪で幻想的な風景が広がっていました。

積雪は標高1,000m付近の稜線上で5~10cmほどでした。登山道は特に問題のあるところはありませんでしたが、秦野峠から伊勢沢ノ頭の区間では痩せ尾根や傾斜のあるガレ場もあるので、通行の際は十分注意しましょう。

また、途中立ち寄ったやどりき水源林の森・周遊道はきれいに整備されており、これから春を迎える季節の散策にお勧めの場所です。ぜひ、足を運んでみてはいかがでしょう。


寄大橋からスタートです。

林道を進み林道秦野峠に到着。
ここから登山道に入ります。

濡れた階段は滑りやすいので気を付けましょう。

少し進むと両側に鹿柵が迫ってきます。
服やザックなどひっかけないように注意しましょう。

痩せ尾根。

痩せ尾根が続きます。慎重に歩きましょう。

秦野峠手前の以前崩落していた箇所ですが、
ロープが張られ通行しやすく補修されています。

秦野峠を過ぎると傾斜のある道が続きます。
ガレた路面で滑りやすいので注意しましょう。

稜線に上がる手前、標高1,000m付近からは積雪がありました。

伊勢沢ノ頭付近から相模湾方面。

何の鳥の足跡でしょうか?

霧と粉雪で幻想的な山様でした。

伊勢沢ノ頭~檜岳間の稜線は10cm近くの積雪。

本日の目的地、檜岳山頂に到着。

寄大橋のすぐ先にある「やどりき水源林の森・周遊道」も散策しました。

周遊道はきれいに整備されていました。

しばらく進むと「成長の森」の案内版がありました。

ミツマタも咲き始めていました。

アセビ。

カントウカンアオイ

ヨゴレネコノメ。まだ蕾でした。

ミヤマシキミ(蕾)

周遊道内は案内標識が設置されています。
作業路に迷い込まないよう注意しましょう。



2024年3月5日火曜日

【イベント報告】ミニジオ教室「丹沢山地の誕生と西丹沢について」3月5日

 3月3日(日)ひな祭りの日にミニジオ教室が開催されました。

今回はビジターセンター館内にて丹沢山地はどのようにして誕生したのか?等の話を中心に、2時間程のミニジオ教室となりました。講師の里見さんは神奈川県地学会の会員でもあり、登山ガイドでもある山のエキスパート。とても聞きやすい口調で、丹沢の成り立ちについてレクチャーをしていただきました。当然ですが、参加者の皆さんはジオに興味のある方が集まっており、講義の最中にも多くの質問が飛び交っていました。講義後は皆でビジターセンター横の河原に出て、実際に河原の石を手に取りながら、講師の里見さんから解説をしていただきました。


まずは講師の紹介からスタートです。

里見先生もはじめは緊張気味でしたが、、、

すぐにエンジン全開。ジオ愛が溢れていました。

実際の岩石展示を見ながらレクチャー。

参加者の皆さんも時間が経つにつれ、前のめりに。

講義後は河原に出て実際の石をみながらレクチャー。

珍しい石はないかと皆さん一生懸命です。

本日はミニジオ教室に参加いただきありがとうございました。


2024年2月11日日曜日

【登山・自然情報】西丹沢ビジターセンター~畦が丸 2月8日

 2月8日(木)に西丹沢ビジターセンターから西沢を経由して畦が丸に登る経路を往復してきました。

2月5日(月)に降った雪が残り普段とは違った様相の畦ヶ丸山行となりました。


西沢の区間は積雪はそれほど無かったものの雪の重みで折れた木の枝や倒木がありましたので、しばらくは滝めぐりの際は気を付けて歩いてください。


本棚の滝との分岐から先は本格的な積雪した登山道になっていきます。とくに善六ノタワから先のブナ林の稜線は踏み跡のない広い尾根道になるので普段の登山道がどこなのか分からない状態でした。積雪は20センチ弱で吹き溜まりは50センチ程度の深さになり、登りが急な個所では同行した職員が交代でラッセルしながら道を作って登りました。


誰の足跡もない雪面では動物たちの足跡があちこちにあり、あらためていろんな動物が生息していることを実感します。


一つ目の堰堤上の河原

雪景色の西沢

小滝下の木橋

動物たちの足跡がわかりやすいです

あちこちに足跡がありました

自分たちの足跡も残ります

ブナ林の尾根道

キレイな雪面でした

風が作った雪の造形

記念碑は雪で覆われていました

避難小屋に到着しました



2024年1月30日火曜日

【登山・自然情報】山市場~不老山 1月30日

 1月25日(木)に山市場の登山口から番ヶ平を経由して不老山までピストンしてきました。この日は稜線付近に近づくと北風が吹きつけ冷たく感じましたが、山頂についた頃には風も弱まり、陽射しが暖かく感じられました。道の途中ではヤマガラやジョウビタキ、アオバトが観察でき、不老山山頂のサンショウバラの枝先には新芽が、南峰からは木々の合間から雪化粧をした富士山が顔を覗かせていました。

登山口から番ヶ平分岐までの区間では、この時期、落ち葉で登山道が覆われ不明瞭な箇所も多いため、案内標識や地図アプリなどを確認しながら注意して歩きましょう。またこの区間は距離も長いため、十分に余裕を持った登山計画にて歩くことをお勧めします。


県道76号線から登山口への入り口。

少し文字が薄いですが「不老山ハイキングコース」と書かれています。

県道から降りて青い吊り橋を渡ります。

登山口まで案内標識が設置されています。

小屋の奥を右に曲がります。

入口には梅林。

ちょうど梅の花が咲き始めていました。

梅林の中に設置されているハイキングコース案内板。

梅林を抜けて少し進むと登山口の入り口があります。
小屋の右脇から入ります。

分かりづらい箇所には登山道を示す案内表示が設置されています。
周囲を良くみながら進みましょう。

傾斜もあり滑りやすいため慌てず安全に進みます。

迷いやすい箇所にはコース案内が。

途中から鹿柵沿いを歩きます。

木橋を渡る際は手すりを使って一人ずつ渡りましょう。

植林帯を抜けると岩が露出した傾斜のある道になります。

再び植林帯へ。

過去の台風で斜面崩落したところを迂回して進みます。

迂回路の様子。

木々の隙間からは箱根の山々が。

栗ノ木日影山のトラバース道で土が流れ崩れているところがあります。
足元が滑りやすくなっているため注意して進みましょう。

この辺りは霜柱が7cmほどになっていました。

番ヶ平手前付近。

尾根の迷い込みやすいところにはロープが設置してあります。

山頂まで1.4km地点。

番ヶ平に到着。ベンチがあります。

番ヶ平(不老山方向)
不老山山頂へ続く登山道は画面中央部を進みます。

番ヶ平から相模湾を望む。

山頂まであと少し。

山頂直下。足取りも軽くなります。

不老山・北峰の山頂標識。

北峰のテーブルとベンチ。

不老山・南峰の様子。

南峰の山頂標識。金太郎が迎えてくれます。

南峰からの富士山

不老山・北峰のサンショウバラの木

登山道脇にはフデリンドウが春を待ち望んでいました。