【イベント報告】山岳事故検証講座「その時何が起きたのか。」 12月14日

 12月14日（日）に西丹沢VC登山教室として、山岳事故検証講座「その時何が起きたのか。」が開催されました。今年も本講座の講師として、神奈川県警松田警察署・山岳救助隊の相田警部補にお越しいただきました。

イベント当日はあいにくの雨。当初予定していた檜洞丸への登山を変更し、午前中は館内で最近の山岳事故の状況や傾向について解説。また山岳救助隊の装備品の紹介などを行いました。午後からは雨も上がり、つつじ新道のゴーラ沢出合までを参加者の皆さんと歩きました。

午後の部では、相田警部補と過去に事故が発生した場所へ行き、「どのようにして起こったのか」、「どうしたら防げたのか」など、山岳事故を未然に防ぐ行動や安全登山の心構えなどをお話していただきました。

今年度は西丹沢エリアでの山岳事故が多数発生しています。なかでも、50代以上の遭難事故が多発しているようです。自分の体力に合った登山計画を立て、安全に楽しく登山を楽しみましょう。

雨天のため、午前の部は館内にてスタート。

相田警部補より、最近の山岳事故事例をもとに解説。

丹沢の立体模型を利用し、より具体的に解説。

山岳救助隊の装備品も紹介していただきました。

実際の装備品を身に着ける参加者の皆さん。

ザックを背負いますが立ち上がるのも大変そうです。

装備品を全て身に着けた状態。
かなりの重量で立っているのがやっと。

ザックの中身も披露していただきました。

背負い搬送も体験していただきました。

午後の部は、天気も回復し屋外へ。

つつじ新道に入り、ゴーラ沢出合へ向かいます。

過去に事故が発生した現場にて相田警部補より解説。

お疲れさまでした。
ここはゴーラ沢出合です。

こちらでは最近も道迷いや滑落が発生しています。

渡渉し、対岸へ移動。
事故の発生状況を体験。

帰路も発生現場にて解説が続きました。

ゴーラ沢出合までを往復し西丹沢VCへ戻ってきました。

最後はVC前で全員集まり、挨拶をして終了です。
本日の内容を皆さんで共有していただき、安全登山を心掛けて下さい。

今年はあいにくのお天気でしたが皆さんのおかげで無事に終了。
参加された皆さん、一日お疲れさまでした！

また今年も当イベント開催にご協力いただいた松田警察署山岳救助隊、相田警部補、
大変ありがとうございました。