門田真人さん、中村俊文さんを講師に、20名の参加者と丹沢の成り立ちがわかる行事をしました。
歩き始める前にガイダンスを受けます。
「丹沢は海から生まれた??」
「丹沢に火山があった??」
初冬の登山道を歩いていきます。
健脚向きの募集だったので、皆さんいいペースで歩いていました。
ガーネット流紋岩の解説を聞きました。
丹沢の中でも限られた場所だけにあります。
これが火山の証拠です。
流紋岩と結晶片岩が接している露頭です。
押された力で持ち上がり、地層がひっくり返っています。
解説を受けないとわからないものですが、知ると面白いです。
沢を詰め、ロープにつかまりながら、枕状溶岩の露頭を見に行きました。
これは海底火山の痕跡なので、丹沢が海から生まれた証拠です。
足元にも枕状溶岩はあるはずですが、区別ができません。
講師に教えてもらいながら、岩石を調べます。
路線バスで少し移動し、ゼノリス(捕獲石)を見に行きました。
沢の中へ立ち入る前に、まずは解説を聞きました。
白い花崗岩の中に並ぶゼノリスは、不思議で美しいです。
参加者は、初めて見る風景に驚いていました。
自然教室前の河原では花崗岩とホルンフェルスを探しました。
ハンマーで叩いてみると、固さの違いがよくわかります。
自然教室では、実物図鑑作りとまとめの話をしました。
今日歩いてきた場所の意味を再確認しながら、丹沢の成り立ちを学びました。
今日作成した実物図鑑です。
地質がわかると、丹沢がますます面白く感じられます。
今後も行事を企画しますので、興味のある方はご参加ください。
お待ちしています。