2016年12月10日土曜日

【イベント情報】地学行事の報告 12月10日

12月10日に地学教室「西丹沢でジオ巡り」を実施しました。
門田真人さん、中村俊文さんを講師に、20名の参加者と丹沢の成り立ちがわかる行事をしました。
歩き始める前にガイダンスを受けます。
「丹沢は海から生まれた??」
「丹沢に火山があった??」
 
初冬の登山道を歩いていきます。
健脚向きの募集だったので、皆さんいいペースで歩いていました。
 
ガーネット流紋岩の解説を聞きました。
丹沢の中でも限られた場所だけにあります。
これが火山の証拠です。

流紋岩と結晶片岩が接している露頭です。
押された力で持ち上がり、地層がひっくり返っています。
解説を受けないとわからないものですが、知ると面白いです。

沢を詰め、ロープにつかまりながら、枕状溶岩の露頭を見に行きました。
これは海底火山の痕跡なので、丹沢が海から生まれた証拠です。
 
足元にも枕状溶岩はあるはずですが、区別ができません。
講師に教えてもらいながら、岩石を調べます。

路線バスで少し移動し、ゼノリス(捕獲石)を見に行きました。
沢の中へ立ち入る前に、まずは解説を聞きました。

白い花崗岩の中に並ぶゼノリスは、不思議で美しいです。
参加者は、初めて見る風景に驚いていました。
 
 
自然教室前の河原では花崗岩とホルンフェルスを探しました。
ハンマーで叩いてみると、固さの違いがよくわかります。

自然教室では、実物図鑑作りとまとめの話をしました。
今日歩いてきた場所の意味を再確認しながら、丹沢の成り立ちを学びました。

今日作成した実物図鑑です。
地質がわかると、丹沢がますます面白く感じられます。
 
今後も行事を企画しますので、興味のある方はご参加ください。
お待ちしています。